2011年7月24日日曜日

愛と想像力と暴力


1975年 Eagles 『One Of These Nights』

「I Wish You Peace」

I wish you peace when the cold winds blow
Warmed by the fire's glow
I wish you comfort in the, the lonely time
And arms to hold you when you ache inside

I Wish You Peace、Norway.

愛と妄想とセックスのことを書こうと思ったけどやめた。
またテロだ。

オスロでの爆弾テロに続き、無差別乱射事件が起きた。
警官に扮し、湖にキャンプをしに来ていた人たちを整列させ、
いきなり自動小銃や散弾銃を乱射したとのことだ。
逃げ惑う人々を狙い撃ちし、
倒れて死んだふりをしたひとの頭を打ち抜き、
湖で溺れかけているひとを次々と撃った。
死者は90人にも上るという。
逮捕された男は極右の思想犯か。

この記事を読んでできる限りリアルに想像してみた。
容疑者の視線の先。
悲鳴や怒号。
飛び散る血の温もり。
引き金の弾力。
硝煙の臭い。

容疑者は何を思って無抵抗のひとたちを撃ったのだろう。
義務を果たすように、泣きながら、笑いながら?
容疑者は「信念ある1人の人間は、利益しか考えない10万人分もの力に値する」と
ツイッターに書き込んでいたらしい。
これから想像するに義務を果たす気で撃ったのかもしれない。

俺たちは暴力に対してまったくの無力だ。
暴力は玄関を一歩出たらすぐに振りかかってくると思っていた方がいい。
常に備えておくしか対応策はない。

暴力願望は俺にも少なからずある。
が、想像できるからとどめられる。
想像できない人間が事件を起こす。

自分が言ったことに対して、ひとがどう思うか。
まず、これが基本だと思う。

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