2011年8月5日金曜日

セミ人間の復讐


1976年 Rhythm Heritage 『Disco-fied』
「Theme From S.W.A.T.」 川口浩探検隊のテーマでおなじみ。

今年はセミが少ないそうだ。
放射能のせいで、とても敏感なセミは土の中で被爆し、
地上に出ることなく、哀れにもそのまま死んでしまったという。

でも、この数日、それなりに鳴いていたし、
マンションの玄関に死んだヤツもいた。
が、しかし、死んでいるものと思い、傘で突ついたら、
俺の顔をめがけて飛んできて、避けた頭に直撃。
さらに壁にぶつかり、その勢いで戻ってきて後頭部を直撃。
その後バタバタとどこかへ飛んで行ってしまった。

次の日も階段脇にセミを発見した俺は、
静かにそおっと通り過ぎようとしたが、
ヤツはまたしても俺をめがけて飛んできやがった。
さすがの俺も「うわっ!」と声が出てしまった。
と同時に近所のおばさんが現れ、妙な顔で見られた。

今年のセミは凶暴化している。

放射能でセミ人間になって人間へ復讐にくるって説もある。
夜道、ひとりで歩いていると後ろから声をかけられる。
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、わたしはセミ人間だ」
かなり怖いと思う。

2 件のコメント:

  1. 鳴いて相手を誘う、なんてうるさいラブソング。
    セミ人間もうるさいのかしら?

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  2. 久しぶりに飲んで帰ってきたらセミがウワーンと鳴いていた。
    夜のセミは昼間は寝てるんだろうね。
    セミ人間はダンディなんだよ。
    盛りのついたその辺のセミとは違うさ。
    銀色のスーツを着て、イーグルスを聴いている。

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