2011年6月11日土曜日
余波
Aftermath (UK)
1966年リリース。ローリングストーンズ初のオリジナル曲のみで構成されたアルバム。
『ベガーズ・バンケット』以降に連なる名作群を聴いてしまった後に、
後追いで聴いた俺には、このアルバムにはどうしても物足りなさを感じてしまう。
初期のブルースアルバムにポップテイストを塗した印象で、ポップを狙ったのなら
ビートルズの洗練されたポップがあるし、比べたらちょっと残念かな。
地味なところは、恐竜が闊歩するジュラ紀のほ乳類みたいでもある
(アンダー・マイ・サムはカッコイイけどね)。
正直(特にUK盤は)デッキに乗る回数も少なく、典型的なベンチ要員だった。
だが、『アフターマス』というタイトルは好きで、
アフターマスって曲を作ればよかったのにとよく思ったものだ。
ストーンズのアルバムには曲名を冠したものが少ない。
『Let It Bleed』『It's Only Rock 'N Roll』『Some Girls』など6枚だけだ。
他はすべてアルバムを象徴するタイトルがつけられている。
『Out Of Our Heads』『Beggars Banquet』『Sticky Fingers』『Black And Blue』『Voodoo Lounge』などなど。
タイトルの付け方がホント絶妙でカッコイイ。
このセンスはミックジャガーかな。
日本は大災害の渦中にある。
事故から3ヶ月、福島は進行中だ。
未だ空へ海への放射能の垂れ流しを止められない。
次々と明るみになる隠蔽されていた事実。
本当のアフターマス(余波)が押し寄せるのは、まだ何十年も先のことだと思う。
6月9日、ロックの日。
村上春樹はいつも新刊を楽しみにしてる作家のひとりだ。
これからの作品はどうなるのか、何を表現するのか、どう行動するのか、興味があった。
村上春樹がバルセロナでカタルーニャ国際賞を受賞し、
大震災に襲われた日本についてスピーチした。
その中で、日本人として、作家として、立ち位置を明らかにし、
これから日本を復興するために作家として負うこと、
やがて作られていくだろう新しい倫理や規範に新しい言葉を紡ぎ新しい物語をと、
その決意を表明していた。
いま、すべての表現者が試されている。
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