2011年6月7日火曜日

春を待つ手紙



季節は過ぎたけど、吉田拓郎の「春を待つ手紙」のこと。
1979年秋にシングルレコードとしてリリース。
B面は「外は白い雪の夜(ライブ)」。
作詞、作曲、編曲は吉田拓郎。
篠島オールナイトコンサートのアンサーソングで、
1979年のツアー、篠島のライブからなるライブアルバム『TAKURO TOUR 1979』の
キャンペーンソングでもあった。

オールナイトニッポンか、セイヤングだったか忘れたが、
その最終回の「拓郎が選ぶ、拓郎の歌ベスト10」というような企画で、
自身が「春を待つ手紙」が一番好きな曲だと言っていたのを覚えている。
発表されてから一度もライブでは歌われたことはない。

たぶん、きっと、拓郎がとても大切にしているだろうこの曲を、
今年ついに拓郎が歌った。
今年4月18日の「坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLDスペシャル」、
震災チャリティ特番の中で。

俺はYouTubeにアップされたものを聴いたのだが、
60代半ばの拓郎の声はオリジナルと違って嗄れてはいたものの、
ギター1本で訥々と一言一言噛みしめるように歌う拓郎の声には説得力があり、
想いが伝わってきた。

かつてのライブの最中に拓郎がちらっと見せたあの表情、
苛立っているような、何かに抗っているような表情で
歌ったんだろうなと想像を巡らせた。
それは決意を決めたときの表情なんだと思う。

誰もが誰かを 恋しているんだね
それはあてのない 遥かな旅なんだね
旅する人には 人生の文字 似合うけど
人生だからこそ ひとりになるんだね
ここでも春を待つ人々に逢えるでしょう
泣きたい気持ちで 冬を越えてきた人

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